最近、同じ内容の夢を何回も見る。実家の周りで道路や線路が冠水してその先に行けなくて会社に電話しなきゃ旦那にも…と途方に暮れる夢。すごく晴天なのに身動き取れない。今日は何故かメタボになった亡き父(リアル本人は職人筋肉体型だった)が腹太鼓ポォン!て叩きながらめっちゃ笑顔で楽しそうだったし、実家猫が常にニャゴニャゴ可愛かったし横を見たら刀に出ていそうな2.5俳優さんらしき人が微笑んでいたし(そして私は照れていた、なんで)だんだん笑える内容になってきた。

同じような夢を見続けるのは初めてで世間話にしたら夢診断してみたらと言われたけれどどうしても苦手で…。診断や占いを信じないということではなく、むしろその逆で信じすぎるというか結果を見た瞬間に自ら無意識にベクトルをそちらに折り曲げてしまう気がして、もう子供の頃から見ないようになってしまった。雑誌も最後の方になると占いページの気配を感じて薄目で捲って飛ばしちゃう…。ウィンドウショッピングも下手で「見つけて」しまったらもう買わずにはいられなかった。こればかりは自分の頬を叩きながら我慢する訓練と吟味する癖を徐々に身につけた気がする、たぶん。(若干ソシャゲのガチャで悪い癖が戻りそうになってたけど廃人にならないようにまた頬をビンタする。砂粒くらいの応援しか出来なくて心苦しい)

きっかけはあった。多分小学生の頃、学年全体にいわゆる「この手紙を受け取ったら誰にも言わずに同じ内容の手紙を複数人に出さないとあなたは不幸になる」的なものが流行っていて案の定私も受け取ってしまった。しかもみんな表立って話題にしなかったからか流行っていると知らずになんだろうと開いてしまったのだけど、子供時代こんな性格も手伝ってとにかく読んでしまった怖い怖い怖いとなってしまう(ホラー映画も超苦手、ジョーズを見ても怖くて夜寝れなくなるほど怖さ耐性ゼロだった)

なので文房具屋で買ってもらったファンシーお手紙セットしかなかったけど鉛筆で書き写して複数用意した。けど誰に渡すのこれ?と数日変な顔して悩んでいたらしく気が付いた両親に用意した手紙を見つけられて物凄く怒られた。「流行りでも絶対やってはいけないことがある」「出さなくても絶対不幸にならないし不幸を広げるつもりか」と。怒られたことで不幸という名の恐怖がなくなって今思えばしっかり激怒してくれてありがたかった。

読むべき情報はなるべく鉄壁な気持ちで取り込んでいるけど、メンタルを自ら操作してしまいそうになる占いや診断系はつよつよ自分になるまではまだ封印かな。