12月になり、細切れの空き時間をそれでも穏やかに息が出来るよう自分で言い聞かせている感じがする日々です。
今日は前回言っていた特にお気に入りの本などご紹介その1。背表紙だけ写真を失礼します。
下から順に
①SILENT REBELS
ポーランド象徴派絵画集。ヴィトキェヴィチの山脈の風が大きく掲載されていて嬉しい。夜の雪原と月あかりの雲間が美しい絵。華やかさや暗鬱とした極端性はなくて農耕に対する静かな敬いやなんとなく黄昏を感じる人物画が多い気がして見ていると時間がいつの間にか過ぎている一冊。
②青森の写真家、小島一郎さんの写真集
津軽などの北国を中心に活動されていた写真家さん。コントラストの強い黒と白の静寂の厳しさに圧倒されてしまった。以前ブログにも書いたヴァンジ彫刻庭園美術館に併設されていたフォトミュージアム(今は休館中)にふらりと立ち寄った際にやっていた展覧会で初めてこの方の存在を知ったのですが、トランプと呼ばれていた名刺大の小さな印画紙もケースにずらりと並んでいてその1枚1枚が強かった。
③Windfall Light
ドイツのレコード会社ECMのCDジャケットを数年分網羅した1冊。何年も愛読しているのでカバーはしていたけど少し背表紙が痛んできてしまった…。抽象画をデザインする勉強になったり、スクエア比率での見せ方や、あとはとにかく数量が多くて楽しい。
残りはまた次回